海上コンテナの最大の魅力、それは「自分だけの空間を自由に作り込める」という点にあります。無骨な鉄の箱が、塗装や改装によっておしゃれなカフェやガレージ、オフィスへと生まれ変わります。

しかし、鉄の塊であるコンテナの加工は、日曜大工レベルでは難しい工程も存在します。今回は、コンテナDIYの主要なポイント(塗装・開口・断熱)を、図解を交えて解説します。

1. 印象を劇的に変える「外装塗装」

中古コンテナを購入した場合、まず最初に行いたいのが塗装です。見た目を綺麗にするだけでなく、「錆(サビ)の進行を食い止める」という重要な役割があります。

  • ケレン作業:古い塗料や錆をヤスリで落とす下地処理。これが最も重要です。
  • 錆止め塗装:鉄を守るプライマーを塗布します。
  • 上塗り:お好みのカラーで仕上げます。遮熱塗料を使うと夏の暑さが軽減されます。
BEFORE 錆・劣化・ロゴ残り AFTER ケレン+錆止め+上塗り DIY
▲ 図1:塗装だけで印象も耐久性も劇的に変わります。

2. 窓・ドアを取り付ける「開口工事」

コンテナを部屋として使うには、窓やドアが必須です。しかし、この工程がDIYで最も難易度が高い部分です。

単に鉄板をサンダーで切り抜くだけではいけません。切り取った断面は強度が落ち、雨水が侵入しやすくなります。必ず「補強フレーム(下地鉄骨)」を溶接し、その上にサッシを取り付ける必要があります。

溶接補強フレーム(必須) 窓サッシ ここからの 雨漏りに注意 ⚡️ 溶接技術
▲ 図2:鉄板を切るだけでなく、フレーム溶接とコーキング処理が必須です。

3. 快適な空間を作る「断熱と内装」

「コンテナは夏暑くて冬寒い」というのは事実ですが、適切な断熱工事を行えば、一般的な住宅と同じように快適に過ごせます。

鉄板に直接壁紙を貼ることはできません。「軽量鉄骨(LGS)や木材」で下地を組み、その間に断熱材を入れ、最後にボードを貼るという多層構造を作ります。

外壁(鉄) 断熱材 ウレタン/グラスウール 石膏ボード 室内空間 結露を防ぎ快適に
▲ 図3:壁の厚みは増しますが、断熱材を入れることで結露を防ぎます。

DIYの境界線:どこまで自分でやる?

すべてを自分で行う「フルDIY」は達成感がありますが、道具や技術のハードルが高いのも事実です。賢い選択肢として、「ハーフビルド(難しい部分はプロに依頼)」をおすすめしています。

プロに任せるべき工程
(危険・高難度・水漏れリスク)
  • 窓やドアの開口カット
  • 補強フレームの溶接
  • 重量物の設置・レベル出し
  • 雨漏り防止のコーキング
自分で楽しむ工程
(安全・デザイン・コストダウン)
  • 外壁・内壁の塗装
  • 断熱材の充填
  • 床板貼り・フローリング
  • 棚の取り付け・家具配置
「加工済みコンテナ」という
賢い選択肢

パウコンテナでは、窓やドアを取り付け、塗装下地まで完了させた状態(スケルトン渡し)での販売も行っています。
「一番大変な鉄工所仕事」はプロにお任せいただき、お客様は「一番楽しい仕上げ」に専念しませんか?

「窓をここにつけたい」「断熱工事までやってほしい」など、
ご要望に合わせたオーダーメイド加工が可能です。

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